24K Magic / Bruno Mars 24Kマジック/ブルーノ・マーズ

24K Magic / Bruno Mars 24Kマジック/ブルーノ・マーズ

ブルーノが世界にドロップした、とびきり楽しいマジックの世界。

24K Magic by Bruno Mars 24Kマジック by ブルーノ・マーズ

満を持して世界に放った90sマジック

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そうだと思ってたんだよね〜

絶対そうだと思ったんだよね〜!(何が。笑)

言わずもがな、グラミー賞の主要部門を総ナメした2016年の、名作中の名作。

このアルバムで初めて、本当にブルーノがやりたいことを知った気がした。

だってもう、本人のハジけかたが今までとぜんぜん違うでしょ。笑 楽しんでる感が、ズバ抜けてるでしょ!笑

そして何より、洗練されて、オシャレになった。何がこんな違うの?なにか抑圧されてたとしか思えないんだけど?笑 プロデューサーなのかな。

オルドスクールやり尽くして、進化したと捉えるのがいいのかな。

それでも変わらない彼の素晴らしさといえば、歴代の名曲あれこれをブルーノなりにしっかり詰め込んだ宝箱なところ。ほんと天才ソングライター🤭

とにかく彼の曲づくりの分かりやすさとオリジナリティのバランス感にはいつも感動させられる。

今回でいうと、マイケルとかジェームズ・ブラウンとかボビー・ブラウンとか。

そのままじゃん!ってぐらい色んな人の影が見られるけど、それが不思議とぜんぜんブルーノ・マーズとしてまとまってて。

ぜんぜん最高。ぜんぜんオシャレ!ぜんぜん今。

バラエティ豊かなサウンドで、最初から最後まで濃密にパーティを展開していく。

そう。これはパーティなんだ!どうりで楽しいわけだ。パーティーチューンが大好きだし、私はいつもそういうのライブでやるっていうのが人生最高の楽しみだって思う。

あー最高すぎ!大好き!

そんで、中でもやっぱり、コレ!

Finesse (Remix) Feat. Cardi B

のちにリミックスとしてシングルアウトした方のFeat. Cardi Bバージョン。

この曲は最初に聴いたとき本当に震えた。だって私の大好きなニュー・ジャック・スウィング!!!!!

それをこんなオシャレに新しくやっている!!

ある意味、時代がぐるっとまわってきたということもあるんだけど(ひと昔前はどんだけカッコいいと思っても古臭く感じたからね)、こんなうまくやります?こんなカッコよくまとまります???

この曲は、ニュージャックスウィング懐かしさと、それを今の時代に合致させたという新しさのバランスが絶妙。

一つはやっぱりラップの力で。ラップの超詳しい時代の移り変わりは私はわかってないけど、やっぱり言葉の打ち方とか、口調とか?そういうものが、今っぽさを出してるって思う。

私はこのアルバム聴くちょっと前、次に曲を作るときにはぜひ、ニュー・ジャック・スウィングに挑戦してみたいなぁなんて妄想してたもんだから、あらー出た、世界一わかりやすいお手本がコレだ!!っていう感じで、ほんとに感動した。

かっけ〜!

24K Magic

アルバムの始まりにふさわしい、このアルバムすべてを説明してくれているオープニングチューン。

オートチューンで始まるっていうこと自体、これまでのアルバムのアコースティック感とは一線を画すると教えてくれている。そして畳み掛けるようエレクトロなサウンドで一気に90年代の華やかなダンスシーンへといざなってくれる。

いたって単純な私はもう「Tonight~」って言われただけでワクワクしてしまうよね。笑

Perm

これは私の中では完全にJB(ジェームズ・ブラウン)だったな。ブルーノ、モノマネしてません?って思ったもんね。笑

こういうちょっと古めかしさをサウンドで出してる中、歌詞にはツイッターとかインスタグラムとか時代が反映されていているから、曲の印象がぜんぜん古くならない。音にも厚みあるしね。

That’s What I Like

私は分かりやすいのが大好きなので、だいたい3曲目か4曲目がフツウにいちばん好きということが多い。

アルバムって3曲目か4曲目に分かりやすく万民に伝わりやすいキラーソングであることが多くて。

それはアルバムを10〜12曲ぐらいで構成したいと思うときに「これぞ」というのをどこに持っていくると効果的かということを考えると、そこらへんになるからなんだけど。

※これは人間の感情的なことを理論的に考えたときの統計上、決まっていることだと思う。専門的な言葉では言えないけど。

で、そのキラーソングがこれだっていう話。

なんといっても2番のブレイクで入るボーカル&コーラスオンリーの「I will never make a promise that I can’t keep」が素晴らしい。

あと「Is it you?  is it me? Say it’s us」っていうのはほんっとうに素晴らしいフレーズ。

コールアンドレスポンスでこの展開、もうライブが目に見えちゃうし、この楽しい音楽をファンと共有したいだっていうブルーノの音楽愛をすごく感じる。

Versace On The Floor

日本でのブルーノ現象にみるカリスマ性

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このアルバムのツアーでブルーノが来日していたことは記憶に新しいけれど、私はそのときはっきりと思ったことがあって、それは日本人にとって他の洋楽アーティストとは違うカリズマティックなものがブルーノにあるということ。

SNSなんか見てても「同じ時代に生まれたことが誇り」というように、きっちり音楽やアーティスト性までに入り込んだファンの子たちの発言がたくさんあって。

やっぱり日本人はまだまだ英語にうとくて、洋楽をコアに好きな人以外は、なかなか洋楽が身体の芯まで入ってくる人って少ないんだよね。言葉の壁に阻まれてしまうから。

だけどブルーノは違う。しっかりと、英語圏やヨーロッパの人たちと同じようにブルーノを理解している人が日本のファンにもめちゃくちゃ多い。

このカリスマ性ってマイケルが世界に起こした現象にすら近いのではないかなと思ってる。

まぁキャラ的にブルーノは至ってお騒がせしないところ(発言にはめちゃくちゃ気を遣っているらしい)がマイケルとはいい意味で違うんだけど。笑

そうやって考えていくと、ブルーノがオールディーズやディスコといった少し古くてスタンダードな音楽で何年かかけて広く名を広げた上で、こういう90年代のパーリーピーポー!みたいので弾けたというのは、なるべくしてなった道だったのかもしれない。

戦略としても最初からこういうことをやるより世間の人々はずっと入りやすかっただろうし、逆にいえばそうやって地道に多くのファンを獲得したからこそ、制作費の面も含めてこういった派手なものが作れたということもあったんだろうしね。

いずれにしても、私は次が気になる。

これだけ完成度が高くて、ど真ん中!みたいのをやってしまった後、やっぱりかなり裏切ってくれないと、世界の度肝を抜くのって難しいんじゃないかって思うんだけど。

逆に何か違うことやると思わせて、まだまだ派手なことやる!のか。バラードアルバムを出すとかね。

この人やっぱり小さいころから歌いっぱなしだから、ほんと歌うまいもんねぇ。私Carpool Karaoke見て感涙した。

Bruno Mars Carpool Karaoke

アルバムよりCarpoolのほうがカッコいいわっつって。笑

だいたい本当に歌うまい人って、音源よりライブが素晴らしいから、そりゃそうだよなって話なんだけど、ここまで引き込まれるかっつって。

そして各曲聴いてると、前のアルバムまでの曲はまるでカバーを歌ってるかのようで、Uptown Funkとか24K Magicの曲になると急に弾けてる。笑

ほんとにこういうダンスグルーヴが大好きなんだなって思うわ。

ともあれ、パーティーソングたちでありながら、上品さや完成度の高さからどんなシチュエーションにも合うし、ググッとテンションあげてくれる最高のアルバム!