4 / Beyonce 4/ビヨンセ

4 / Beyonce 4/ビヨンセ

ビヨンセが、自分にとって大切な数字である4をそのままタイトルにした2011年の4thアルバム。

それまでのダンスチューン傾倒から一転、メロディアスなソウルのエレメントをふんだんに盛り込んだポップチューンが多く、話題になったアルバム。

ビヨンセらしさがありながら親しみやすいメロディの名曲が多く、Best Thing I Never Had、Love On Topなどシングルアウトされた曲も次々とヒットし、史上3人目の、デビューから4作連続でアルバム首位を記録。

このころのビヨンセは、「飛ぶ鳥を落とすとはこういうことです」って顔に書いてあるよ、というぐらいの勢いがあって。。

※ちなみにその勢いが2018年時点でまだ止まりませんが!笑

マイケルが保持していたグラミー受賞記録なんかもあれよあれよと塗り変えていって、本当に無敵でした。

でも、後から知ったけど、この時期にたぶん、赤ちゃんを流産したりしていていろいろと苦労があったらしく、やはり大きなものを背負う人の人生って多くを語ってなくても一筋縄ではいかないのだなと思ったり。

今となっては誰も近寄れない神々しさがあるビヨ様。

この頃も既に「クイーン・ビー」ではありましたが、記録とはウラハラ、本人はまだまだ「恐れ多いわ」という感じでキュートさもあったころです。(懐)

個人的には、ビヨンセ史上、一番好きなアルバム。

Best Thing I Never Had

どうでもいいけど私はこの歌で「dodged the bullet=弾をよける」という表現を覚えました。笑

この曲は本当に素晴らしいなと思うのが、とてもシンプルな構成だし、とてもシンプルなコードだし、とてもシンプルなメロディなんだよね。

何も奇をてらったことをしていないし、そこまで派手なアレンジをしているわけでもない。

だけど流れるようなピアノのフレーズと、力強くも伸びやかなビヨンセの声。そして、Dメロの素晴らしい展開。

そして、このシンプルで明るいソウルの曲に、この歌詞。

これ「あなたと別れて良かった」ソングだからね。

Dメロの「Another place, another time, another world, another life…」は、メロディも歌詞も、なんかいつも光って見えるんだよね。

どんな恋愛にも、そしてどんな出来事にも、この「Another=別の機会」がある。この曲の物語をすべての事象に一般化してくれていて、この瞬間にぶわーっと物語が光を帯びるんだよね。

メロディといい歌詞の展開といい、本当に本当に秀逸な曲だなといつ聴いても思う。

そしてこれを、他の人との結婚前に歌っているという設定のMV!

「好きな人との別れにも幸せがある」という悩める女の子たちへの前向きなメッセージを伺わせてくれる、ビヨンセならではの独特のセンスが光る。

そしてビヨンセめちゃくちゃ綺麗だね。このころのビヨンセの光沢は人間離れしてる。

Love On Top

MVは、ジャクソン5フレイバーな振りつけとビヨンセの美しさのバランス。転調するたびにゴージャスになっていくビヨンセがたまらなく綺麗で感動する。

このアルバムが出た2011年ってマイケルが亡くなった2009年からまだ2年。この頃は、あちこちでマイケルをトリビュートする流れというのが長く続いていたころなので、その流れにのり、マイケルへの敬意を払うというのは、ビヨンセとしては当たり前のことだったのかも。

そんなオールディーズな振りつけするぐらいなので、歌もザッツソウル・ミュージック。しかも、モータウン!っていう感じがすごく出ていて。

だけど、古臭さが微塵もないというのがビヨンセのすごいところ。

イントロのリフの時点で、もうその少し遅れたリズムの取り方が、今っぽい。

こんな曲でこんなフレーズだったら、いかにもオールドソウルっぽくやりたくなるところだけど、それをググッと自分のほうに持っていけるビヨンセの凄さ。

そしてそして、この転調の多さ!

転調ってね、歌ってる人は気持ち持っていくの、本当に大変。レコーディングは実際、通して歌っているわけではないけれど、ある程度、順番には歌うだろうから、やっぱり徐々にどんどん上げていかないといけないわけで。

それがこんなに何回も発生するのをきっちりとやり遂げてるところが、本当に本当にビヨンセの底知れぬキャリアと実力を痛感する瞬間です。

そして次、Chic-JイチオシのParty!

Party ft. J. Cole


サビの冒頭がスティーヴィーのFor Your Loveだし色んな懐かしさがありながら、ビヨンセのボーカルがツヤツヤしていて今っぽさもある。

ミドルなテンポにJ. Coleのラップが映えるし、トラックのシンプルさと多重コーラスも華やかさのコントラストが効いてて、オシャレで楽しげなパーティの世界に引き込まれる。