境い目なんて、最初からない。
あったほうが都合いいと思った人が、勝手につくった線にすぎない。
それを使って別の主張をする人たちも、しかり。
こっちのほうがすごい。
こっちのほうが偉い。
こっちのほうがダサい。
こっちのほうが上手い。
そんなことを語る権利は、誰にもない。
私とあなたは違う。
あの人とこの人も違う。
こっちとあっちは、異なる。
あれとこれは、別のほうを向いている。
それだけ。
だから素晴らしいし、だから尊い。
そこにあるのは、感謝と尊敬だけ。
それだけでいい。
それを認められず、攻撃する人がいる。
違うからダメ。
こうじゃないとイヤ。
あれは絶対ちがう。
こうしろ、ああしろ。
やめろ。
思うのは自由。
自分がそうするのも、自由。
でも、それを人に押しつける権利はない。
他のすべての人に、選ぶ権利がある。
攻撃は、怖さの象徴。
どんなに正当な理由があると思っても。
怖さ以外に、理由はない。
自分が否定されることが、怖いだけ。
そんなときは、まず認めてみる。
怖いんだなって認めてみる。
人間なんて、そんなちっぽけ。
自分なんて、そんな小心者。
そんなかわいい自分を受け入れてみる。
そしたら人にも優しくなれる。
大きく揺れ動く、世界のなかで。
うごめきつづける、社会のなかで。
変化をおそれず進化しつづけるために、必要なこと。
人を愛すること。
違いを認めあうこと。
今を大切にすること。
自然を愛すること。
地球を愛すること。
好奇心を忘れないこと。
アクションを大切にすること。
捨てる勇気をもつこと。
揺るぎない信念をもつこと。
すべてを受け入れること。
あらゆるボーダーを越えて。