日本のドラマを、最近はあまり見ない。
それなのに、なんとなくタイミングが合って、久しぶりに木村拓哉さんのドラマ「BG」を見ていた。
そしたら、すごいニュースに遭遇した。
大好きな大好きな大好きなロンバケを彷彿とさせるニュース。
山口智子さんがゲスト出演!
こんなサプライズと、ロンバケファンとしての自分の嗅覚に大興奮したものの。
普段から、アメリカのドラマやショーなど、質の高いエンタメをたくさん見てきている私。
このゲスト出演によって、話題作りだけでなく、ドラマ自体もきっちりいいモノになるようにと願うばかりだった。
ドキドキしながら見た、BG第7話。
結局。
智子さん。好きだーーーーーー。
ただの告白。
ネットではけっこう回想シーンが「もろロンバケ」と話題になっていた。
だが私はあまりこのシーンは好きではなかった。
若作りした2人が、ロンバケっぽさを出している、そういう「いかにも」な演出。
これにあまりピンとこなかった。
もちろん懐かしさはあったが、これ見るならロンバケを見ればもっと楽しいぞ、と思った。
(ファンのたわごと)
だが見せ場は後半にあった。
銃を向けられた状態での、2人の痴話ゲンカの掛け合い。
あれこそが私の求めていたシーンだった。
新しい、今ナウナウの、ホットな2人の掛け合い。
寸分違わず、あの時のまま。
智子さんが早口で迫り、どんどん勢い余っていくのを、木村さんがテンポよくサクサク受け止めてく。
そこにまた完璧な間合いで、智子さんが乗っかっていく。
あっぱれ。
特に腕時計のくだりは最高だった。(覚えてる?)
ロンバケファンとして興奮が頂点にまで達した瞬間だった。
あ、これはもう完全に南と瀬名だ。
いや。そう思った瞬間に自分の間違いに気づいた。
あれは、キムタクと山口智子なんだ。
この2人の、この2人にしか出せないケミストリーなんだ。
そう考えると、本当に、人との出会いが作品を作っていくんだということも痛感する。
あのロンバケという作品も、あの2人でしかなし得なかったもの。
そして他のキャストや時代をふくめ、そういう奇跡がたくさん積み重なって、名作となったのだ。
BG第7話の視聴率は、過去最高をマークしたそうだ。
これがロンバケ効果なんだとしたら、今でもロンバケが多くの人たちに愛されているということが、純粋に嬉しい。
キャストが楽しみながら、私たち視聴者のことも存分に楽しませてくれた。
だからそれが数字になった。
それでいいのではないかと私は思う。
ただの話題作りではなく、ストーリーもちゃんとしていたし、元嫁として息の合ったところがあることも設定として無理はない。
作品に深みが増して奥行きが出た感じがした。
そしてとにかくロンバケファンとしては、2人が見せてくれた新しい掛け合いに、感謝。
幸せな気持ちを、ありがとうございました。
南と瀬名は、今もまだどこかでああやって仲良くしてるに違いない。
ホクホク。