読書は、何も考えなくても楽しめます。
でも、せっかく貴重な時間をつかって
本を読むのであれば、
学んだことをより多く実践して、
血肉にしていきたいと思ってしまう。
読書なんてまったくしなかった私が、
超・読書好きになるまでの10年ほどの間に読んだ
「本を読むこと」に関する本を、
まとめてみました。
読書について by ショーペンハウア
哲学者ショーペンハウアーの古典。
文章はやや固いですが、内容がシンプルで短いので、スルスルと読めます。
読書とは、なんたるや?
読書を毛嫌いする人も納得の、そして読書好きには少し耳が痛いような、読書に関するポイントが、ぎゅぎゅっと濃縮された一冊です。
読書の技法 by 佐藤優
元外交官で、超すごい知識人、佐藤優さん。
私ごときでは、この方のことをちゃんと説明できないので、Wikipediaどうぞ。
そんな佐藤優さんが、自らの読書法について語った本。
超知識人の超絶・読書法といった感じではありますが、読み方は非常にシンプルですし、凡人の私にでもすぐ真似できることもたくさんありました。
本の選び方、知識の得方、読み方などなど、読書に関するヒントが満載です。
読書のチカラ by 齋藤孝
「読書が精神を強くする」という考えから、読書を勧める本です。
齋藤孝さんの読書本といえば「読書力」などのほうが有名だそうですが、私はこちらのほうが好きです。
というのは、これを読んだころ、まさに私は読書で精神を鍛えていたのです。
自分が、将来への不安や日々の孤独の中で本を読んで心が強くなっていくのを感じていたので、それが間違ってないと確信できた一冊でした。感謝。
「処方せん」的読書術 心を強くする読み方、選び方、使い方 by 奥野宣之
「一冊のノート」シリーズで有名な奥野宣之さんの、おそらくあまり知られていない読書本。
ビジネス本のヒットを飛ばしていた奥野さんの読書本は、思った以上にメンタルに訴えかけるものだったのが、意外なようでどこか安心したのを覚えています。
つまり、ビジネスでバリバリ成功している人や、ノウハウを語っている人にとっても、読書はただのツールではなく「癒やし」であるのだなと。
上の齋藤孝さんの本と同様に、「心」のために本を読む、それで良いのだと思えたことが嬉しかった一冊です。
乱読のセレンディピティ by 外山滋比古
けっこう最近になって読んだ読書本です。
「思考の整理学」で有名な外山滋比古先生の、現代における読書について、新しい提案。それが「乱読」です。
相変わらずの、ヒョウヒョウとした語り口調なのに、まったく嫌味なく、知的に、そしてユーモアたっぷりに、「乱読っていいよ」と語ってくれている。
90歳を超えているとは思えない外山先生の「新しい考え方」や「自由な発想」に脱帽する一冊です。よし、どんどん乱読しよう。って思いました。
レバレッジ・リーディング by 本田直之
先日紹介したレバレッジシリーズの中でもピカイチにヒットした読書術の本。
SNSやスマホがトレンドになる前の本なので、少し時代ギャップはありますが、それでもまだまだ新鮮に読めます。
この本に出会って、読書にかんする考え方が抜本的に変わりました。最近出ているビジネス本の多くでも、こういった本の読み方が推奨されています。
思うに、社長にしろ個人事業主にしろ、ビジネスを立ち上げてキープしていこうとしたら、これぐらいのペースでインプットし続けていかなければいけない、ということです。
プラス、奇しくも上に紹介した「乱読のセレンディピティ」に通ずるところが多々あって、本田さんが時代を見越していた感じや、外山先生の衰えぬフレッシュな視点に感動してしまう一冊。
私のレビューは コチラ。
以上です。
そもそも、本の読み方なんて、
人によって、目的によって、
それぞれでいいのです。
ここでご紹介した本にある読書法も、
あくまでその本を書いた個人に最適なものであり、
すべてを実践する必要なんて
ないわけです。
けれども、
少なくとも読書の質を良くするために
参考にできることが
たくさんあるのではと
思います。
みなさんの目的に合わせて、
ぜひ、気になるものを
チェックしてみてくださいね。