夏だから、ロンバケについて遠慮なく語る。

夏だから、ロンバケについて遠慮なく語る。

夏がきた。ロンバケの季節だ。

私の人生ナンバーワン連続ドラマ、ロング・バケーションについて遠慮なく語りたい。

放送決定のニュースを知った日から、放送中はもちろんのこと、終わったあとも、何十年も経った今も。

ずっとずっと変わらず、人生ナンバーワンドラマ。

 

実際これだけでブログやったほうがいいぐらい、語りたいことがたくさんある。

たまにそっとロケ地に足を運んだりもしている。

 

「29歳のクリスマス」で大大大ファンになってから、今でも変わらず憧れ続けている山口智子さん。

当時から大人気で大好きだった、木村拓哉さん。

そんな2人の共演。

 

これだけでも十分すぎるほどの条件だった。

 

なのに、そのうえ当時すでに大人気作家だった北川悦吏子さんの脚本。

さらにさらに、今も昔も大好きで、音楽を始めてからいっそう尊敬してやまない久保田利伸さんの主題歌。

 

金太郎アメ状態。

どこからどう切っても、間違いなく大好物。(ちなみに金太郎アメは好物ではない)

 

といった感じで、私には始まる前から夢のような作品であり、絶対にオモシロイことが約束されていた。

 

そんなロンバケは、始まった瞬間から予想を超え続けた。

花嫁姿であんなに笑えたドラマは初めてだったし、結婚式で逃げられる、好きでもない男女の同居、30代女性と20代男性の恋愛。

そしてオシャレなキャストにオシャレな衣装にオシャレなインテリア。

それまでのドラマにない設定の数々に終始、魅了された。

 

もちろんドラマは大ヒット。

日本人の結婚観や30代以上の女性に対する概念が変わったほど、大きな社会現象となった。

 

明るくて大胆で男まさり。そんな朝倉南を微塵のイヤミもなく演じる山口智子さんのすごさ。

その裏にある女性らしさや繊細までしっかり表現してしまうところが、もう感服としか言いようがない。

 

そんな山口さんと対等でテンポのいい息の合ったやりとりを繰り広げる木村さんの器用さ。

それまでとは違った引っ込み思案な一面を持つ青年の葛藤や心情も、見ているこちらがもどかしくなるほど見事に表現した。

 

それだけじゃない。

今でも活躍されてる稲森いずみさん、竹野内豊さんの、オニ軽なキャラながらも芯のある演技。

 

私はこの2人がかなり好きだった。

あれだけの派手さとチャラさがあるのに、ただのおバカキャラにならないバランスが素晴らしすぎる。

瀬名と南の関係が展開していくプロセスで何度もキーになる2人の存在や言動が、このドラマを「ロンバケ」たらしめるのに果たした役割はかなり大きい。

 

まだある。

今はベテランの一流女優として名を馳せている松たか子さん、広末涼子さん、りょうさんのデビューして間もないころの貴重な初々しさ。

それでもやはり、それぞれの持ち味で片鱗を見せている。

 

そしてそして。

いつも「ここしかない」という絶妙のタイミングで心をググっと揺さぶってくれるLA・LA・LA LOVE SONGのイントロ。

この曲のイントロクイズなら、誰にも負けない自信がある。

始まる前の空気感だけで、もうボタンを押せる。

今聴いてもなお、私たちをいつもワクワクさせてくれたロンバケの世界に一瞬で連れていってくれる、珠玉のラブソング。

 

このドラマは他の挿入歌やBGMも時代が反映されたオシャレなもので、すべて大好きだった。

サントラのCDをどれだけ聴いたか分からない。

ザ・90sのシャカシャカ感やシャビーさはあるが、それもまた時代の味。

 

特に好きだったDeepre and Deeperは、TLCのWaterfallsフレイバー。

劇中で日本語バージョンを歌うガールズグループもTLCっぽさが出ていて、当時のTLC人気ぶりとそれをチョイスした制作チームのセンスに拍手したい。

しかしこの子たち、今では放送されるのが考えられないほど歌が下手で驚く。

それがまた時代を象徴するようで、今となってはなお良いのだが。

 

ロンバケが放送された1996年ころは、まだケータイもネットもコンピューターもそこまで一般的なものではなかった。

当然、音楽も映像も作りかたが今とはゼンゼンちがって、電子音はあるのだけれどそんなに作り込む技術がない。

だから色々と甘いしユルい。

そういうユルさがロンバケの醸し出す「夏の長いお休み感」にマッチしていて、言いようのない良い雰囲気を漂わせてくれている。

 

てな感じで、ロンバケの話をしていたら何でも褒めるし、ずっと終わらない。

私はずっとずっと、いつでもロンバケの虜なのだ。

 

録画したビデオを、擦り切れるほど繰り返し見た。

社会人になって即買いしたDVDも、擦り切れることはないが、擦り切れてもいいぐらいに何度も見ている。

そしてモチロン、今でも少なくとも1年に1回は、ロンバケタイムが発生する。

 

そんなロンバケ好き光線らしきものが出ちゃっているのか、先日、こんなこともあった。

 

「友達にロンバケ貸したら、すごい良かったって。今度、みんなでロンバケ大会しよう。」

カフェでカップルらしき若い男女の2人が、ロンバケの話をしていた。

 

おそらくこの2人もその友達も、リアルタイムを知らない世代だろう。

 

だがそんな子たちにも、語り継がれているほど、ロンバケはステキなドラマなのだ。

つい、自分のことのように嬉しくなり、思わずニコニコとその子たちのこと見つめてしまった。

 

そのロンバケ大会、私も混ぜて。

とは言えなかったけど。

 

ネットでもリアルタイムを知らないであろう世代の人が再放送を見て感想を書いてくれていて、喜びつつも驚く。

自分の好きなものが時代や世代をこえて愛されるというのは、何にしても嬉しいものだ。

 

当時は最先端だったチビTやハイウエストのファッションが、時代遅れに感じたときもあった。

だが奇しくも2018年の今は、ちょうどファッションも一周まわってかなりカッコよくオシャレに見える。

そういうことも、また若い人たちが見てくれるきっかけになっているのかもしれない。

 

ものの考え方なんかも、ぐるっとまわって共感できるものが増えているタイミングなのかもしれない。

 

まぁ私にとっては、どんな時代に見たって永遠にカッコいいのがロンバケなのだが。

 

好きなシーンとか、好きなセリフとか、好きなインテリアとか、好きなファッションとか、好きな景色とか。

いっぱいありすぎて選べないほど、このドラマすべてが私のバイブルであり、今でもまだどんどん好きになっていく。

 

それぐらいの、人生ナンバーワン。

それがロンバケ。