Off The Wall / Michael Jackson オフ・ザ・ウォール/マイケル・ジャクソン

Off The Wall / Michael Jackson オフ・ザ・ウォール/マイケル・ジャクソン

マイケル伝説はじまりの1枚。

オフ・ザ・ウォール by マイケル・ジャクソン

マイケル伝説のはじまり

マイケルが大人になって、初めて出したソロアルバム。

当時すでにベテランだったクインシー・ジョーンズと映画「オズ」で出会い、プロデュースを依頼。

マイケル伝説はじまりの1枚。

あらためて、あらためて。このアルバムがすごすぎて、私は言葉を失っている。

クインシー・ジョーンズのプロデューサーとしての手腕。

スティーヴィー・ワンダーにポール・マッカートニーといった豪華な制作陣。

そしてロッド・テンパートンの素晴らしいディスコソング!

ロッドの曲って、他のディスコと違ってなんかどこか繊細なんだよね。

例えばアースとかシックは、パワフルで勢いあるけどロッドのはちょっと、サラリとしてて、モチロンそこが良い。

たまらなく良い!

クインシーのアレンジ手腕も、あるんだろうけどね。

このときマイケルは、すでに超売れっ子だったから、制作費がたっぷりあったこともきっとすごく大きい。

トラック数も他のディスコアルバムとは、比べ物にならないほど多いし。

マイケルのあの素晴らしい多重コーラス録音できる機材は、まだまだ高価だったはず。(たぶん)

そしてとにかく、マイケルのボーカル!!!さすがリズムの奴隷。

この人はやっぱり、声をもっともリズム楽器的に仕上げた天才だなと思う。

そして驚くなかれ。

メロディはあんなにシビアなのに、コーラスはなんて美しいのか。

とても一人の仕事とは思えない、この実力がさすがのキャリアと才能。

とにかく聴いてほしい。

隅から隅までカッコいい、このアルバムを。

スリラーやバッドしか知らない人はこれ聴いて、彼のルーツに迫ってみてね。

Rock With You ロック・ウィズ・ユー

オフ・ザ・ウォールといえばこれ。

私もライブで何回やったことか。

 

この爽やかでシンプルそうなAメロは、ほんっとうに難しいです笑。

ちゃんと溜めを作ったり、流したり、そういう緩急に気をつけなければマイケルソングは歌えないわけで。

何気なく歌ったらそれは、歌ではないぐらいに成立しないから、本当に隅から隅まで気を使う。

だけどそうやって頑張ってみて、マイケルはそれだけ隅々まで行き届いた歌い方をしてるのだと気づく。

そして、Dメロで広がるマイケルの多重コーラスハーモニーが、とってもとっても美しい。

このMV、マイケルが3人になる!っていうのは、当時は最先端技術でした。

今から見るとアレですがね。(アレ)

とにかくお金があったマイケルだから。

でもそれって本当にいいことなの。だから時代を引っ張っていくことができたから。

エンターテイメントには、そういうアイコンが必要なんです。

Don’t Stop ‘Til You Get Enough


マイケルが作った曲で、アルバムのオープニング曲です。

 

She’s Out of My Life シーズ・アウト・オブ・マイ・ライフ

アルバム唯一のバラード。

ピュアなマイケルの心が透けて見えるような、まっすぐなボーカルにいつも引き込まれる。

マイケルが感情を出すのを恥ずかしがって、部屋を真っ暗にしてレコーディングした。

というのはファンの間では有名な話。

最後は本当に泣いてしまっている、そんな繊細なマイケルです。

Workin’ Day and Night

これもマイケルが作った曲。

このシビアなリズム感が、マイケルならではという感じで、だけどちゃんと飽きさせない構成で素晴らしい曲。大好き。

ライブが盛り上がる。

そしてマイケルがいかに、リズムの虜だったのか思い知る。

マイケルの曲は音楽的な分析は、できないな。笑

だってファンだから。笑

のちにマイケルの弟ランディと録音したデモが公開されていて、そちらも楽しいから聴いてみてね。

It’s the Falling in Love

当時クインシーの秘蔵っ子だったパティ・オースティンとのデュエット。

これほんと好きー。100万回聴いたー。笑

もちろん私はパティのパートを歌ってマイケルと仮想デュエット。笑

マイケルの歌って、一番すごいのはサビよりAメロだなって、オフ・ザ・ウォール聴いててあらためて思う。

Aメロって音域が低かったり伴奏の楽器も少なかったりして、要するに盛り上がるところではないワケで。

サビよりは穏やかなことが多いじゃないですか。

だけどマイケルはそこでリズムや強弱の緩急をつけるのが、めちゃくちゃうまい。

大げさすぎないんだけど、ちゃんとグルーヴが出て、メロディがうねって聴こえる。

天才。

マイケルの1番のAメロとパティの2番のAメロを比べると、マイケルがいかにリズムが立つ歌い方をしているかわかる気がする。

(もちろんパティも素敵なんだけどね)

しかし、この曲みたいなサウンドって、ジャズが本業のクインシーの本領発揮という感じがするね。

まとめ

ということで、このアルバムでマイケルはソロとして初めてグラミー賞を受賞し、マイケル伝説がいよいよ始まったという1枚。

スリラーやバッドしか知らないという人にも、彼がどんな音楽ベースにしてる人なのかわかる1枚として、ぜひ聴いてみてほしい。