読書。

読書。

本を読むようになったのは

実は大人になってから。

 

小さいころは

寝る前に読んでもらったりは

していたけれど、

うちの母は、読んでる途中で

私より先に寝てしまうタイプで

いまいち内容に集中できず。笑

 

最後のほうは、

「もう自分で読むわ」と

5歳の私が大人にならざるを得ない、

そんな感じでした。

 

小学校、中学校時代は

課題図書ぐらいしか読んだ記憶もなく

高校、大学はおそらく

ほとんど読んでいないと

思います。

 

社会人になってからも

しばらくはまったく興味がなかったですが

4、5年経ったときぐらいに、

余暇の過ごし方として

なくてはならないものへと

変わってきました。

 

最初は、

たまたま立ち寄った本屋で

たまたま目にとまった本を

読んだと思います。

 

実用書かビジネス書で

そのとき、悩んでいたことを

解決してくれそうな

そんな本だったと思います。

 

それからしばらくは、

そうやってノンフィクションばかり

読んでいたのですが、

あるとき、たまたま書店にあった

話題の小説を手に取ってから数年、

小説にドハマりしました。

 

そのきっかけとなった小説が、

海堂尊さんの「チーム・バチスタの栄光」でした。

 

最初の1行から、

脳裏にバーっと病院の景色が浮かんで

もう虜になってしまって。

 

吸い込まれるように1日中

読書にふけっていました。

 

シリーズが大ヒットして

次から次と新しい作品が発売されたので

次から次と買って、

夢中になって読んでいました。

 

そこから、

東野圭吾さんや石田衣良さん、

宮部みゆきさんや江國香織さん、

原田マハさんなどなど

色んな方の小説を読みました。

 

当時、今はなき児玉清さんが

NHKで本を紹介する番組をされていて

それを熱心に見ては

興味のある本を読んでいました。

 

雑誌ダ・ヴィンチも買っていましたし

書評本や新聞の書評なんかも

かなり熱心に読んでは

本屋に通っていました。

 

その頃はまだ、

今ほどに読みやすいビジネス書は

多くありませんでしたが、

そのぶん、研ぎ澄まされた

ノンフィクションの名著にも

たくさん出会いました。

 

読書に関する本を

たくさん読んだのもその時期でした。

 

それでも、何より

小説の世界で過ごせる時間が

楽しくてたまりませんでした。

 

すべてを忘れて、

まるで自分とは別の人生を

生きているような気分でした。

 

そして、不思議なことに

そうやって心にゆとりができると

自分の視野も広がったり

周りに優しくできたり

心が成長していくのも

感じました。

 

ものごとを理論的に捉えるのが

得意になってきて、

色々とノートに書くことを始めたのも

その頃だったかもしれません。

 

「読書はいいよ」

「本をもっと読みなさい」

 

幼いころから親に言われ続けてきた意味が

やっとわかった私でした。

 

確かに、読書は素晴らしい。

 

さて。

 

そんな風に

小説をメインにして読み始めた本でしたが

ここ何年かは、

時代の流れもあって

もっぱら、実用書やビジネス書、

自己啓発や心理学など、

ノンフィクションばかり

読みあさる日々でした。

 

また違ったたぐいの読書ではありますが、

それはそれで、

日々、とてもいい学びを得てます。

 

ですが、実用書というのは、

しっかり学び、しっかり実行することが

何より大切です。

 

色んな知識を得たうえで、

試行錯誤をし、自分なりの正解を追い求め

その正解にたどり着くことこそが

最終の目的になってきます。

 

だから、せっかくたくさんの本で

勉強してきたことを、

少しでもたくさん自分で噛み砕き

実行していけたらいいなと

思っています。

 

そんな風に、ただ純粋に、

これからの人生について考えて、

走りぬけた数年。

 

いつの間にか

小説を読みたいという欲求すら

なくなっていました。

 

自らアクションを起こし

変化していくことばかり

考えていた日々だったので。

 

小説の世界に浸るほどにも

心の余裕が

なかったのかもしれません。

 

ところが、つい先日のこと。

 

半年ほど前、母に紹介した

原田マハさんの小説を

家族が次々と読んで楽しんでることを

知りました。

 

そして、母においては、

その後もマハさんの小説をあれこれ読んで、

あっという間に私よりも多く

マハさんの本を読了してしまいました。

 

そんなこんなで、

私にも、久しぶりに小説熱が

フツフツと。

 

今、5年ぶりぐらいに

小説を読んでいます。

 

もちろん、マハさんの。

 

時間と場所を超えて

自分がトリップしている

この感覚。

 

久しぶり。

 

あぁー読書って。

 

なんて楽しいの。

 

大切な大切な、読書の時間。

 

これからは、

小説を読む珠玉の時間も

忘れてしまうことなく

バランスよくやっていけたら

いいなと思っています。

 

久しぶりに

雑誌ダ・ヴィンチもチェックして

トレンドも知って、

次の候補も見えてきて。

 

いい感じです。