成長曲線っていうのがありますよね。
成長とは、努力に比例してナナメ右上にむかうものではない。
最初はジリジリ進んで、あるとき突然グッとのびる。
という、アレです。
振り返ってみると、たしかにそうだな。と思うのです。
なにか納得いくようなことができたときって、突然なんです。
突然変異みたいに、あるとき急に、進化していた自分に気づく。
だから成長曲線というものを、私は信じています。
ですが日常のなかでは、どうしてもそのことを忘れてしまうんですね。
スッカリ忘れて、右上に伸びようとする。
毎日同じように頑張って、そのぶんだけ右上に伸びる自分。
そういう、ありえない自分をいつの間にかイメージしてしまってる。
しかし当然、現実はついてきません。笑
成長曲線は、たわんだ曲線ですから。まっすぐ右上になど伸びてないのです。
なのに「おかしい」とか思い始める。
おかしい。
昨日は、あんなに頑張れたのに。
なぜ今日は急に頑張れなくなるのか。
こんなことで自分、本当に大丈夫だろうか?
こんなことで自分、本当になりたい自分になれるだろうか。
右上に伸びない自分を勝手に責めて、落ち込んだり、焦ったり。
あの手この手を使って、自分をふるい立たせようとしてみたり。
それだってもちろん、うまくいきません。
なぜなら成長曲線は、右上にまっすぐは伸びないから。
どうしよう。
むしろ眠くなってきた。
どうしよう。
むしろもっとやる気がなくなった。
どうしよう。
何より、まったく楽しくない!!!
私の場合、それぐらい自分を追い詰めたころ、やっと気づきます。
そうだった。。。
成長曲線は、まっすぐじゃなかったんだった!!笑
昨日がんばったなら、今日は休んでいいのだ。
むしろまた頑張るには「休むこと」しかなかったんだ。。
右上に進もうとする人って、元来、がんばり屋さんだと思うんです。
それでいてちょっと、頭がカタイ。笑
自分をムリにグググーっと引っ張っちゃってる。
そういうことは起きないことをスッカリ忘れて、自分を引っ張ろうとする。
ナナメ右上に、ピーンと。
糸を引っ張るように、まっすぐに。
でもね、私たち、人間だもの。
機械みたいに計算どおりには、いきません。
だから、そんなときこそ、ちゃんと思い出しましょう。
成長曲線は、まっすぐじゃない。
休む自分を許してあげよう。
休んでいる自分も、しっかり信じてあげよう。
休むことも、進むことです。
休むことも、成長曲線上の活動なのです。
むしろ、きっちり休んで、またジリジリと進むしかないのです。
突然の、進化のとき。
その「瞬間」を、夢みながら。
私たちはいつだって間違いなく、その曲線上を、進んでいるのです。
※だけどムリして頑張ろうとした自分も、カワイイと思って許してあげてね