媚びない大人ってカッコいい。ジョン・キム先生に学ぶ「媚びない人生」とは。

媚びない大人ってカッコいい。ジョン・キム先生に学ぶ「媚びない人生」とは。

人に媚びるって疲れます。

権力に媚びるって、心が削れます。

 

悪くないって思っても、とりあえず謝ってみたり。

ほんとうは別に全然すごくないなって思っても「すごいっすね!」って言ってみたり。

 

こんなこと、誰だってやりたくないけど、そううまくいくことばかりでないのが人生。

ときにどうしようもなく、媚びるしかないようなことも、あるかもしれません。

 

そんなときのために、心の奥深いところに刻み込んでおきたい一冊。

ジョン・キム氏の「媚びない人生」。

 

キム氏が慶應義塾大学の准教授をされていたころ、最終講義でゼミ生たちに伝えられた『贈る言葉』。

それを再編したのが、この「媚びない人生」です。

 

メッセージは、いたってシンプル。

 

この社会を生きていくために、強くなりなさい。

 

そのために、「感情」「思考」「言葉」「行動」の4つの内面と向き合い、とことん悩み、鍛えなさい。

 

そして本来の自分を取り戻し、自然体で生きる強さを身につけなさい。

 

ゼミの講義ですので、基本的には、これから社会に出る若者のために書かれたものですが、30代、40代、ましてや50代、60代になっているとしても、かならず学べることがあると思います。

 

自分が正しいと思うこと、心から信じていることを考え、行動する。

 

社会を変えるのは、個人。直感を信じる。

 

失敗は、成功の必要条件。

 

そんなこと、わかってる。でも、そう簡単ではないこともある。誰もができるわけではない。

そんな風に言いたくなる人も、多いかもしれません。

 

社会は甘くないですから。

自分らしくいるなんて、カンタンにできないような仕組みになっています。

 

社会という荒波に、いかにうまく乗っていくか。

いかに巧みに、駆け引きをしていくか。

 

そんな考え方もまた、ひとつの生きる道かもしれません。

 

でも、本当に本当に、あなたはそれで幸せですか。

それは本当に本当に、真の幸せから逃げる口実だったり、自分の弱さを正当化する言い訳だったりしませんか。

 

大切なのは、できるか、できないか、できているか、できていないか、ということではなく。

 

そこに向かっているかどうか、向かう意思があるかどうか、だと思います。

できなくたって、できていなくたって、いいんです。

 

「まずはギャップを認識すること」だと、キム氏も言っています。

ほんの小さなことから、始めてみるのもいいかもしれません。

 

本当は、何が食べたいとか。

本当は、何時に起きたいとか。

本当は、どこに行きたいとか。

 

あるいは、この「媚びない人生」を読んで、なんとなく「そうかもしれないね」と。

ただ、そう思ってみるのも、悪くないかもしれませんよ。

 

キム氏はこの本の中で「本来の自分とは、幼児の自分」と表現しています。

子供のころの自分は、今の自分が本当に自然体かどうかを考えるための素晴らしい指標になります。

 

私も、自分がどこに向かえばいいか分からなくなったときに、ぜひここに立ち戻りたいと思えたフレーズでした。

 

何度も言いますが。

「幼児だなんて、そんな好き勝手できるわけない」ではなく。

 

「あぁ、いつの間にか、こんなに離れちゃってるな」

それだけで、良いんだと思います。

 

一度、読んだだけでは、なかなか足りないほどに、心に染みる言葉がたくさんあるこの一冊。

書いてあることに、突拍子のないことなんて何一つありません。

 

それなのに、キム氏の言葉で読むと、その一つ一つが熱く胸につきささってくるような気がします。